八戸産の姫たら、と言いましても大きさはさまざま。「大体この位」っていう計量方法も世の中に存在します、でも自然界ではピタリとそろわない方が当たり前。ひめたらのままローラー圧延しますので、大きさによって厚みが大きく違います。
ひめたらをローラーで圧延したらどうなるだろう、そんなところからこの製品は企画されました。干して、焼いて、ローラー圧延ですが味の雰囲気がずいぶん変わります。まだ作り始めた段階ですので、のし加減にも問題があったり、確立されてない製品ですから規格外も出ます。
やはり崩れ過ぎが多いですね、柔らかい食感と見た目の両立、というのは非常に難しいものがあります「 もともとの設定に無理がある 」という意見もありますが、クセの無い淡麗な旨味は製造者から見て魅力的です。改良を重ねて頑張って参りたいお思います。そんな訳で規格外品、このお値段ですからお買い得です。
常温保管可能品です。お届け後、日持ちさせたい場合は冷蔵庫で保管してください。
「モチ」と呼ばれる鮭を御存じでしょうか、業界用語で正式には存在しません。鮭が産卵のため生まれた川に帰る時、長旅に力尽きた鮭は自己消化酵素によって身が少しづつ溶けてきます。下の写真ですが赤味の鮭と白い切り身があります、白い切り身が力尽きた、いわゆる「ブナ鮭」です。
「ブナを鮭トバにするとは何事か」などと言われそうですが、今から4年前東日本大震災がありました。当時の津波の影響は大きく鮭の放流が出来なかったのです。震災から4年後、やはり鮭が大不漁となりました、だから「ブナ鮭」ではありませんが、この原料を廃棄すると言うのはいかがなものでしょう。
ブナ鮭でも製品にできる方法はただ一つ、加熱する事です。「鮭とばの鉄板焼き」などと聞いたら本気で怒りそうな方を、私は約一名知っておりますが、しかし、あの地震は東北人にとって特別な出来事で、この鮭も鮮度が悪いわけではありません、賛否両論ではありますが、原料を生かす道を選びます。ただし正規品ではなく規格外品として。味としましては悪くないです、生臭くなくて美味しい」と言う評価も出るのではないでしょうか、ただ食感がスナックに近い気がしますが。資源回復には時間がかかりそうですので、この製品も数年は続く予感が致します。
常温保管可能品です。お届け後、日持ちさせたい場合は冷蔵庫で保管してください。